いじめられる理由

あの年下の上司に馬鹿にされているのは、わかってる。

自分でも、こんな子供に恋慕を抱くなんて思ってもみなかった。

しかも敵だ。

それでも見つけてしまった。

『守りたいと思った存在』

それでも、

『共に在りたい』

と、思ったわけでなはい。


そう答えたら

酷く嬉しそうに、何も言わずにヤツは去っていった。


やはり、

馬鹿にされているのだろう。



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ギロロの鈍さに加え、クルルのわかりづらい態度が、お互いの関係をさらにこじらせる。